講師が驚いた「身近にある日本と海外の違い」とは?

 今月半ばの土曜日に、当スクールのすぐ近くで紫山のお祭りが開催されました。暑さも和らいだこともあって多くの人で賑わい、出店や発表を楽しんでいるようでした。

 ところで、今年も湿度が高くて蒸し暑い夏となりました。当スクールの講師も日本の夏を何度も経験していますが、とても暑がっていました。母国や他の地域とはまた違った暑さのようです。

 暑さだけでなく、日本と他の国の間には様々な違いがあります。今回のコラムでは、講師が日本で生活する中で驚いた「日本と海外の違い」についてご紹介します。

 まずは飲食店について見ていきましょう。ご存知の方も多いと思いますが、飲み物のサイズは明らかに違います。アメリカやカナダのMサイズは、日本のLサイズとほぼ同じといってもいいかもしれません。日本の飲食店で出される食事の量も、物足りなさを感じる海外の人は少なくないでしょう。そして、飲食店での賑やかさも異なると講師は話します。海外でも静かなカフェなどはありますが、目の前の人の声も聞こえにくいほど騒がしい場所が多く、日本のファミリーレストランの静かさに驚いたようです。

 また、些細なことですが「パッケージの開けやすさ」にも講師は感心しています。お菓子やパンなどのパッケージを開ける際、海外では頑丈な作りになっているものが多いので、かなりの力が必要になるそうです。力いっぱいパッケージを開けると、中身が勢いよく飛び出てしまうこともあるようです。対して日本のパッケージはどの場所でも切れるような「マジックカット」が施されていたり、小さな切込みが入っていたりと、開けやすいような工夫が多く見られます。また、文房具や生活用品にも便利な機能がついていると「日本のものはなんてスマートなの!」と講師は驚くようです。

 一方で日本のシステムに少し不満を持つこともあるようです。日本のウェブサイトでオンラインショッピングをするときに、「○○円以上の購入で送料無料」というところがほとんどですが、海外ではそのようなウェブサイトは多くないとのことです。送料無料にするために他のものも買わなければいけないという日本のオンラインショップは、海外の人はあまり良く思わないようです。

 海外の人と関わっていると、それぞれの国の「当たり前」が他の国ではそうではないことに気が付くと思います。その違いを認め合ったり、受け止めたりできるといいですね。