英語での自己表現を極めよう!

 少しずつ暖かい日も出てきて、紫山の日の入りの時刻も遅くなってきました。これから春の訪れが感じられる瞬間がたくさん出てくると思うと、とても楽しみですね。

 さて、当スクールでは昨年度末に保護者参観を実施しました。毎回の参観で1st stepや2nd stepの生徒様は、半年間で学んだ表現を使ったスピーチを発表しています。スピーチなどの自己表現の場は、英語を上達させるうえでとても大切になってきます。今回のコラムでは、なぜ自己表現の場が求められているのか、どのようなポイントを押さえて自己表現をしていくべきかをご紹介します。

 英語を学ぶ中で、様々な文法事項を覚えていきます。三人称単数や過去形、過去分詞など複雑な文法も覚えていくことで、表現の幅が広がっていきます。その文法事項を着実に覚えるためには、自分で考えた言葉を当てはめたり、自分に置き換えて文章を作ったりすることが大切になってきます。自分で作った文章は特に頭に入りやすく、さらにそれを他の人の前で声に出して表現することで、声の大きさや発音も自然と意識できるようになります。

 人前で何かを発表するのは、日本語でも英語でも緊張すると思います。その緊張感の中で発表する場を持つことで、客観的な意見やアドバイスも取り入れることもでき、少しずつ自己表現に慣れていきます。

 発表の際はどんなことに気を付けるべきでしょうか。英語の自己表現では、特にはっきりとした発音が重要になってきます。聞き取りくい発音では、文章の意味も相手に正しく伝わりません。単語のアクセントや文章のイントネーションにも気を付けながら、明瞭な発音を心掛けましょう。また、聞いている人とのアイコンタクトや、必要に応じてジェスチャーを入れるなど、相手にスムーズに届けられるような工夫も大切です。

 自信をもって発表に臨むためには、事前の準備が必要です。本番を想定して声に出して読んでみたり、録音をするなどして聞き手の立場になって自分の発表を聞いてみたりと、本番をイメージした練習をしましょう。

 自己表現の場をこなしていくことで自信にもつながり、次の目標も見えてきます。今年度は英語力をどんどん高めていきましょう!