cuteとprettyの違いって?ネイティブが考える「形容詞のイメージ」

 仙台の桜の開花発表からおよそ1週間後、泉パークタウンの桜も満開になりました。桜並木では散歩している人が足を止めて花びらを眺めたり、車から降りて写真を撮ったりする人もいました。桜の開花をみんなで喜ぶのは日本らしい光景ですよね。

 そのような満開の桜などのきれいなものを見た時、日本語では「きれい」「美しい」「素敵」という形容詞で表現すると思います。日本語でたくさんの表現の仕方があるように、英語にもたくさんの形容詞があり、微妙に意味合いが違うこともあります。そこで今回は似たような形容詞の微妙な違いについて、当スクールのネイティブ講師に聞いてみました。

 まず「かわいい」と表現する形容詞を思い浮かべてみましょう。 “cute” “pretty”などが挙げられると思いますが、ネイティブの感覚としては “cute”は赤ちゃんや子どもなどが「かわいらしい」という意味が込められているようです。一方で “pretty”はそれよりも上の年齢の人や少し大人びたものを「かわいい」と表現するときに使うとのことです。

 講師は以下のようなイメージを持っているようです

 右に行くほど「かわいい」より「美しい」という意味合いが強くなり、人を対象とする場合は右に行くほど年齢が上がるようなイメージだそうです。

 次に「かっこいい」と表現する形容詞は何があるでしょうか。“handsome”や “cool”などと表現すると思いますが、これも少し意味合いが違うようです。 “handsome”は外見や容姿により焦点が当てられているイメージで、 “good-looking”(良い外見)の意味に近いようです。一方で “cool”は容姿だけでなく、行動やたたずまい、生き方など内面的なことが素敵・魅力的であるときにも表現できます。例えば以下のようなシチュエーションで使うことができます。

 “I have a red van like that.”

(僕はあそこにあるような赤の大きい車を持っているよ)

  “Wow! How cool!”

(あら!なんて素敵なの!)

 このように、相手の言ったことに対して “cool”と答えることもあります。会話の中で自然と使えると良いですよね。

 他にも人やものを修飾する形容詞はたくさんあります。微妙な意味の違いや具体的な使い方は、ぜひ当スクールの講師に聞いてみてくださいね。