世界にはどんな祝日がある?

 新年度が始まって1ヶ月が経ち、新しい環境での生活は慣れてきた頃でしょうか。紫山でも、重そうなランドセルを背負って歩く新一年生の姿がちらほらと見られます。そのような入学したばかりのお子さんだけでなく、働く大人にとっても5月の連休はほっと一息つける期間だったと思います。

 日本ではゴールデンウィークの他にもほぼ毎月決まった祝日があり、それぞれ違った意味を持っています。海外ではどのような祝日があるのでしょうか。今回は、当スクールのネイティブ講師にアメリカとカナダの祝日について聞いてみました。

 まず1年の始まりのであるNew Year’s Dayは、日本のように祝日となります。他にもアメリカとカナダに共通している祝日として3月のEaster(イースター)、9月のLabor Day(労働者の日)、11月のThanksgiving Day(感謝祭)、そして12月のChristmas(クリスマス)が挙げられます。このような祝日には学校や会社、お店等がお休みになります。また日本の春分・秋分の日にあたるものは、いずれの国でもないようです。

 アメリカ独自の祝日としては、Memorial Day (兵追悼記念日)と呼ばれる、戦死した兵士を想う日が5月にあります。また2月のPresident Day(大統領の日)や7月4日のIndependence Day(独立記念日)など、アメリカの歴史にちなんだ日が多いようです。

 カナダの祝日としては、カナダの建国記念日にあたる7月1日のCanada Day(カナダの日)が挙げられます。また、11月11日はRemembrance Day(リメンブランス・デー)と呼ばれる追悼の日があり、ポピーの花を胸元に飾って11時に一斉に黙とうをします。アメリカと同様に平和を願う日は大切にされているようです。

 いずれの国でも、日本のゴールデンウィークのような大型連休はないとのことです。また、全体として日本ほど祝日は多くないようですが、日本とは仕事等の休暇の取りやすさが異なると講師は話しています。アメリカやカナダの多くの職場では、リクエストすれば月単位といった長い休暇を取ることもできます。日本でも働き方は見直されていますが、海外に比べると休暇は取りにくい職場がまだ多いのかもしれません。

 今回は2つの国の祝日を紹介しましたが、私たちは日本の祝日の意味はどのくらい知っているでしょうか。これを機に、日本の祝日の由来などを調べてみるのもいいですね。