英検は受けるべき?英検を受ける意味とこれからの英検

 9月に入っても暑い日が続いていますが、日の入りが早くなり、季節が移り変わっているのを感じます。平日の最後のレッスンが終わるころには、紫山もすっかり暗くなっています。

 さて今回は、皆さんご存知の「英検」にまつわるあれこれをお届けします。これまでのコラムでご紹介したように、英語教育で目指されることや求められる能力は年々変わってきています。それに伴い、英検で図られる能力や問題形式も変わっているのです。そこで、英検を受けることの意味やメリットを交えながら、今後の英検の動向についてお話しします。

 まずは英検の概要を見てみましょう。英検は年に3回開催され、1級から5級までの7段階に分かれています。どの級でもリスニングを含めた筆記試験があり、1級から3級では筆記試験を合格した際にスピーキングの試験があります。単語や熟語の穴埋め問題から始まり、単語の並べ替え問題、上の級になると長文読解や自分の意見を述べる記述問題もあり、あらゆる問題形式に慣れる必要があります。

 このように読む・書く・聞く・話すの4技能を図ることができる試験のため、自分の強みや弱点がよく分かるのが英検の特徴の1つです。苦手な部分を集中的に取り組むことで、英検だけでなく学校の試験や他の検定への対策にもなります。また、英検の合格が具体的な目標となればモチベーションも上がり、合格することで自信や達成感を得られるはずです。さらに高校入試や大学入試、就職の際に活用できることもあり、英検の取得により将来の幅が広がることもメリットとして挙げられます。

 その英検が、2024年度には問題形式等が一部リニューアルします。1級から3級では英作文問題が1問から2問に増え、準2級と3級では試験時間が延長になります。新たに追加される英作文問題では、Eメールの文章や新聞記事の要約問題といった、思考力や表現力が試される内容になるようです。

 今年度中に受験する方も、リニューアル後の来年度以降に受験する方も、問題の形式に慣れることが対策の第一歩になります。決まった時間内で解くことの練習はもちろん、マークミス対策としてマークシートを使った練習をするなど、自信をもって本番に臨むための準備をしましょう。

 そして、ネイティブ講師と一緒に対策をするのもとても有効的です。当スクールではお子様それぞれの弱点を把握したうえで、ポイントを押さえたレッスンをご用意します。気になる方はぜひ当スクールの体験レッスンを受けてみてくださいね。

 参考:公益財団法人 日本英語検定協会 公式HP