英語の絵本をどう選ぶ?どんな読み方がいい?

 先日雨上がりの後に、泉パークタウンには虹がかかっていました。レッスンを受けに来た生徒さんも“I’m happy. I saw a rainbow!” と講師に英語で伝えていました。虹を見ると、つい誰かに伝えたくなりますよね。

 さて、今回は英語の絵本についてお話しします。お子さんの英語学習の中で、絵本を活用したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。当スクールでも1st step(幼児~小学校低学年向け)のレッスンでは、テキストとして絵本を取り入れています。当スクールのレッスンでの取り入れ方をもとに、英語の絵本の効果的な活用法をご紹介します。

 書店や図書館にある英語の絵本のコーナーには、様々なタイプが置かれていると思います。英語の絵本に初めて触れるお子さんには、日本の名作である「ねずみくんのチョッキ」シリーズや「バムとケロ」シリーズなど、馴染み深い絵本の英語版をお勧めします。もしくは「はらぺこあおむし」などの『英語でも読める』シリーズのように、日本語で読みながら英語での読み方を一目で確認できる本も読みやすいと思います。日本語で親しんできた絵本を、英語で読んでみることで新たな発見がたくさん出てくるはずです。

 そして、当スクールでも取り入れているのは多読向けの薄い冊子のシリーズです。単語数やレベルが明記されているものが多く、種類も豊富で選ぶことだけでも楽しいと思います。このような絵本を一気に読み進めて、次々と新しい本を読むのが「多読」という読み方です。多くの英語をインプットすることで、自然と単語や表現が身につくことが期待できます。

 多読ももちろん効果的ですが、当スクールのレッスンで取り入れている「なぞり読み」も着実に英語を身につけられます。講師が読み上げるのと一緒に、もしくは少し遅れて文章を音読していきます。その際に指で文章をなぞりながら読むことで、音声とスペルを結びつけられます。

 どの読み方でも共通するのは、全てを日本語に訳そうとしなくて良いということです。1つ1つの意味を理解しようとすると時間もかかってしまうので、意味が分からなくてもそのまま読み進めましょう。絵本には、文章に関連したイラストが描かれているのが最大の強みなので、イラストを頼りに意味を考えるのも良いと思います。

 このように英語の絵本を読み続けることで、絵本に出てきた単語や表現に何かの機会でまた出会うかもしれません。その時には、絵本を読んできて良かったと感じられるのではないでしょうか。